社内ニートって、本当に楽しいんですか?
周りからは「羨ましい」なんて言われるけど、実際は罪悪感と不安で押し潰されそうになっていませんか?
僕も元IT企業で2年間社内ニートを経験しましたが、最初は天国、でも半年後には地獄でした。
この記事では、社内ニートが楽しいと思えた瞬間と、その「楽しさ」が一時的だった理由を、僕の実体験をもとに正直に語ります。
そして転職した今だからこそ分かる、本質的な楽しさとは何なのか。
あなたの今の「楽しい」が、本物なのか逃避なのか、見極めるヒントになれば嬉しいですね。
ユウタ社内ニートの「楽しい」は長続きしなかった。これが僕の結論です
社内ニートが楽しいと思えた瞬間【2年間の実体験】


結論から言うと、社内ニートが楽しいと感じた瞬間は確かにありました。
特に最初の3ヶ月は天国だったんです。
でもそれと同時に、常に罪悪感が付きまとっていたのも事実。ここでは僕の2年間の経験をもとに、社内ニートの「楽しい」というリアルな感情をお伝えします。
- 最初の3ヶ月は本当に「天国」だった
- でも常に付きまとう罪悪感
最初の3ヶ月は本当に「天国」だった
社内ニートになった直後は、正直言って最高でした。
毎日定時退社で自由時間が増えたから。
異動前の職場では終電帰りが当たり前だったので、17時30分に会社を出られるなんて夢のよう。給料をもらいながら好きなことができる優越感もありました。
僕がやっていたのはこんなことです。
- ビジネス書や小説を読み漁る(月10冊ペース)
- ネットサーフィンで最新のIT情報収集
- Googleマップで次の旅行先をリサーチ
- 資格の勉強
特にGoogleマップでの旅行プランニングは楽しかったですね。ストリートビューで現地の雰囲気を確認したり、カフェをリストに追加したり。


仕事のプレッシャーから解放されて、心が軽くなった感覚は今でも覚えています。
「これが普通の人の生活なんだな」って思いましたよ。
毎日が自由時間で、ストレスもない。当時の僕は本気で「勝ち組じゃん」って思ってました。



最初の3ヶ月は本当に幸せでした。でもこれが長続きしないって、この時は全く気づいてなかったんです
でも常に付きまとう罪悪感
楽しい時間を過ごしている一方で、心のどこかにずっと罪悪感がありました。
これが社内ニートの辛いところなんです。
周りの同僚が忙しそうに働いている横で、自分だけネットサーフィン。上司が通りかかると、慌ててExcelを開いてそれっぽく見せる日々。
特に辛かったのはこんな瞬間です。
- 同僚から「いいよね、暇で」と言われた時
- 家族や嫁に「今日は仕事どうだった?」と聞かれた時
- 友人が仕事の成果を嬉しそうに話している時
表面的には楽しそうに見えても、内心では「このままでいいのか」という不安が常にありました。給料をもらっているのに何も貢献していない自分が、情けなくて仕方なかったんです。
夜、布団に入ると「今日も何もしなかったな」って後悔する。
これが毎日続くんですよ。
楽しいはずの時間が、徐々に罪悪感で塗りつぶされていく。これが社内ニートのリアルでした。



表面的な楽しさと内心のギャップ。これが精神的にかなりキツかったです


社内ニートの「楽しい」は一時的だった【半年後の真実】


最初は天国だった社内ニート生活。
でも半年を過ぎた頃から状況は一変しました。
楽しいはずの時間が、次第に虚無感に変わっていったんです。ここでは僕が気づいた「楽しい」の正体についてお話しします。
- 半年を過ぎた頃から感じた違和感
- 「楽しい」の正体は”逃避”だった
半年を過ぎた頃から感じた違和感
社内ニート生活が半年を超えた頃、明確な変化がありました。
暇つぶしに飽きてきたんです。
最初は楽しかったGoogleマップも、読書も、ネットサーフィンも、全部つまらなくなってきた。毎日同じことの繰り返しで、新鮮味がゼロ。
特に辛かったのが、こんな感情でした。
- 成長している実感がゼロ
- 1年前と何も変わっていない自分
- 時間だけが過ぎていく虚無感
同期が昇進したり、新しいスキルを身につけたりしている横で、自分だけ時間が止まっている感覚。これが本当に焦りに変わっていきました。
毎朝「今日も何もすることがない」と思いながら出社するのが苦痛でした。
時計を見ると、まだ10時。あと7時間もある絶望感。
厚生労働省の調査でも、仕事にやりがいを感じられない状態はメンタルヘルスに悪影響を及ぼすと報告されています。僕もまさにその状態でした。



暇つぶしに飽きた瞬間、社内ニートの「楽しい」は完全に終わりました
「楽しい」の正体は”逃避”だった
ある日、ふと気づいたんです。
僕が感じていた「楽しい」は、仕事のプレッシャーから逃げていただけだったって。
以前の職場では、毎日終電帰りでプレッシャーも凄かった。そこから解放されて「楽だ」と感じていたけど、それは本質的な充実感じゃなかったんです。
気づいたきっかけは、大学時代の友人との会話でした。
友人「最近、新しいプロジェクトで成果出せてさ、マジで楽しいんだよね」
僕「…(何も言えなかった)」
彼の目はキラキラしていて、本当に楽しそうだった。一方、僕の「楽しい」は違う。ただ楽をしているだけで、成長も達成感もない。
この違いに気づいた時、転職を決意しました。
- 逃避の楽しさ:一時的で虚しい
- 本質的な楽しさ:充実感があり持続する
社内ニートの楽しさは、結局のところ「何もしなくていい楽さ」でしかなかったんですよね。



本当の楽しさは、成長や達成感から生まれるもの。これに気づくまで1年かかりました
転職して本質的に楽しくなった理由【今との比較】


転職してから気づいたこと。
それは本質的な楽しさとは何かということでした。
社内ニート時代の「楽しい」と、今の「楽しい」は全く別物。ここでは両者の違いと、僕が気づいた本当の楽しさについてお伝えします。
- 社内ニート時代の「楽しい」との違い
- 本当の楽しさとは何か【僕が気づいたこと】
社内ニート時代の「楽しい」との違い
転職後、改めて気づいたことがあります。
社内ニート時代と今では「楽しい」の質が全く違うんです。
社内ニート時代の楽しさは、暇つぶしの楽しさでした。Googleマップを見たり、ネットサーフィンしたり。でもそれは一時的な気晴らしでしかなかった。
一方、転職後の楽しさは成長実感がある楽しさ。毎日新しいことを学べて、それが仕事の成果に繋がる。この違いは大きいです。
- 社内ニート時代:暇つぶしの楽しさ(一時的)
- 転職後:成長実感のある楽しさ(持続的)
今の会社では、適度な負荷があって毎日充実しています。残業もほぼないので、プライベートの時間もしっかり確保できる。
やりがいと自由時間のバランス。
これこそが本当のワークライフバランスだったんですよね。
社内ニート時代は時間はあったけど、心は満たされていなかった。今は忙しいけど、毎日が充実している。この違いが全てです。



一時的な楽しさと持続的な楽しさ。転職して初めてこの違いが分かりました
本当の楽しさとは何か【僕が気づいたこと】
2年間の社内ニート生活と転職を経て、僕が気づいたこと。
それは本当の楽しさには適度な負荷が必要だということです。
社内ニート時代は楽すぎて、逆に辛かった。何もしなくていいって、実は人間にとって苦痛なんですよね。
今の仕事は適度に大変です。でもそれが逆に心地いい。
- 自分の成長を実感できる喜び
- 達成感から得られる充実感
- チームに貢献できている実感
毎日小さな達成感を積み重ねることで、自己肯定感も上がっていく。これが本質的な楽しさだったんです。
ワークライフバランスって、「仕事をしない」ことじゃないんですよね。
やりがいのある仕事と充実したプライベート、両方があって初めて成り立つものです。
社内ニートの「楽」は、本当の意味でのワークライフバランスじゃなかった。ただ楽をしているだけで、心は満たされていなかったんです。



適度な負荷と成長実感。これが本当の楽しさの正体でした
まとめ:社内ニートの「楽しい」は長続きしない


社内ニートが楽しいと思えた瞬間は確かにありました。
でも、それは一時的な逃避による楽しさで、本質的な充実感ではなかったんです。
最初の3ヶ月は天国だったけど、半年を過ぎると虚無感に変わる。罪悪感を抱えながらの「楽しい」は長続きしません。
僕は転職して初めて、成長実感のある本当の楽しさを知りました。適度な負荷があって、自分の成長を実感できる毎日。これこそが本質的な楽しさだったんですよね。
もしあなたが今、社内ニートで「楽しい」と感じているなら、それが一時的なものか、本質的なものか、一度立ち止まって考えてみてください。
将来の自分のために、今できることから始めませんか?





